主人公

「 私は山田星月、40歳。大学を卒業して就職をしたが、職場の人間関係でつまずき、精神的に悩んでしまう日々が続いた 」

主人公

「 家族に相談するも、『みんな頑張ってるんだから、あなたもちゃんとしなさいよ』と理解されず、さらに孤独を感じて... 」

主人公

「 結果、私は退職することになった 」

主人公

「 そんなある日。大学の知り合いと会うことに—— 」

知人

「 そっか。大変だったんだね。こういうクリニックがあるから、一度相談してみたら？ 」

主人公

「 うん。ありがとう... 」

医者

「 無理に就職を目指すより、まずは就労継続支援B型のような福祉サービスで自分のペースを取り戻してみませんか？あなたの特性に合った働き方を見つけるいい機会になりますよ 」

主人公

「 わかりました... 」

主人公

「 これ…この前病院でもらったパンフレットね。うららか？障がい者手帳がなくても利用できて、送迎無料なのは助かるわ 」

主人公

「 軽作業中心だから体調に合わせて働けそう...こんな選択肢があったなんて、もう少し詳しく調べてみよう 」

主人公

「 自分のペースで挑戦できる環境で、座ったままでの軽作業がメイン…ね。パソコンでのCG制作もあるのは私の事務経験が活かせそう。体調が優れない日もあるから、体力を問わず働けるのはありがたいわ 」

主人公

「 条件によって昼食も出るのね。週1日から通えるのも始めやすい。それに、春日市にあって送迎があるのも助かる。一度問い合わせてみよう 」

主人公

「 こうして私は、来所希望の旨をメールで問い合わせたのだった 」

主人公

「 こんにちは。見学で来た山田です 」

代表

「 こんにちは。代表の庄島と申します。よろしくお願いいたします 」

代表

「 うららかは、無理のないペースで成長できるよう支援する就労継続支援B型事業所です 」

代表

「 精神障がいや発達障がい、身体障がいといったそれぞれの特性や能力に合わせて適切な作業をお任せし、無理なく就労へと移れるようお手伝いをしております 」

代表

「 どんなに失敗しても職人がきめ細やかに支援をしているため、安心して挑戦できます 」

代表

「 就労に関するスキルを身に付けるだけでなく、利用者同士の交流も取り入れ、コミュニケーション能力や社会性を身に付けられるような時間を提供いたします 」

代表

「 春日市周辺で新たな一歩を自分のペースで踏みしめていけるよう、職員一同誠心誠意サポートしていくのでご安心ください 」

代表

「 作業内容は、箱折り・シール貼り・冊子の丁合やはさみ込みなどの軽作業。タオルをたたむ。それとアクセサリーなどの小物作りや販売などです 」

代表

「 年間行事としては、お花見やバーベキュー、お食事会などがありますよ 」

主人公

「 そうなんですね 」

利用者

「 こんにちは！見学で来たんですね。よかったら一緒にシール貼りやってみませんか？ 」

主人公

「 え？いいんですか？ 」

利用者

「 どうぞ！ 」

主人公

「 今日は楽しかったです。ありがとうございました 」

代表

「 体験を喜んでいただけてよかったです！これからも楽しみながら一緒に成長していきましょう。今日はありがとうございました 」

主人公

「 みんな温かく迎えてくれて馴染みやすそう。無理なく働けそうだし、パソコンを使ったCG制作の仕事も私の経験が活かせるかも。なにより自分のペースでいいって言ってもらえたのが嬉しかったな 」

母

「 あら、何やっていたの？ 」

主人公

「 ここに見学に行ってきたの 」

母

「 へー、送迎もあって無料なのね。いいじゃない 」

母

「 あれ、久しぶりに表情が明るくなったわね。あなたが通いたいと思うなら応援するわよ 」

主人公

「 ありがとう 」

主人公

「 うららかさんにお願いしよう 」

主人公

「 よし、送信っと 」

主人公

「 こうして私は、うららかへの通所を決めたのだった 」

母

「 朝からどこへ行くの？ 」

主人公

「 うららかさんに通所を決めたんだ 」

母

「 そうなのね、気を付けて 」

主人公

「 うん。行ってきます！ 」